【監修:青山健一】
目 次
歯列矯正をするなら、見えない場所に器具を取り付けたいと考える人も少なくありません。人に知られないうちに歯並びをきれいにしたいと考えるなら、裏側矯正がおすすめです。
しかし、裏側矯正をするにはかなり高度な技術と歯列矯正に関する深い知識が必要です。
東京で裏側矯正をしたい、そう思っても何処ですればよいのかわからないという人もいます。
この記事では、そんな人のために裏側矯正の特徴だけでなく矯正歯科選びのポイントも詳しく解説していきます。
裏側矯正の概要
裏側矯正は、ワイヤー矯正の一種です。ブラケットと呼ばれる器具を歯の裏側に装着し、ワイヤーを通して力を加えることで歯並びを整えます。
通常の表側にブラケットを装着するワイヤー矯正と変わりなく、矯正治療終了後には美しい歯並びを手に入れられます。
しかし、通常のワイヤー矯正よりもかかる費用が高く要求される技術も高いです。
裏側矯正は非常に難易度が高く、どこの矯正歯科でもできるというわけではないため、注意しましょう。
特徴
裏側矯正の特徴は、一見しただけでは矯正治療をしていることがわからないという点です。
とにかく目立つのはいや、人に歯列矯正をしていることを知られたくないという人にはおすすめの治療方法といえます。
歯の裏側に器具を装着するために、歯の表側にはダメージがなく、矯正終了後に美しい仕上がりが期待できます。
また、高い技術を要する上にすべての症例に対応できるわけではありません。
費用相場
費用については、裏側矯正は表側矯正よりも高額になる場合がほとんどです。裏側矯正をする際には、症例にもよりますが大体150万円前後かかります。
安く済めば100万円程度ですが、高くなると200万円近くになることもあるため、よく考える必要があります。
裏側矯正を選ぶ理由
通常の表側矯正と裏側矯正では、得られる結果が変わるわけではありません。
それなのに、裏側矯正は高い技術が必要なため、対応できる矯正歯科医は多くはないです。また、費用も表側矯正よりは高くつきます。
それでも裏側矯正を選ぶには、デメリットを補って余りあるメリットがあるからです。裏側矯正を選ぶ理由は何なのか、詳しくみていきましょう。
装置が目立ちにくい
裏側矯正は、第一に装置が目立ちにくいという特徴があります。
装置を装着するのは歯の裏側であるため、歯をむき出しにして笑っても他の人に歯列矯正をしていることがわかりません。
食事中も装置を装着していることがわからないため、外での食事にも行きやすいです。
そのため、歯列矯正をしているのを見られるのは恥ずかしい、という人にはおすすめできます。
幅広い症例に対応できる
裏側矯正は、幅広い症例に対応できるのも大きなメリットです。基本的にワイヤー矯正自体が対応できる症例は多くあります。
裏側矯正は、表側矯正が適応できる症例であれば、ほぼすべて対応できます。
その中でも裏側矯正の場合は前歯が前に突き出している症例の場合に、前歯を後退させやすいというのが特徴です。
虫歯になりにくい
裏側矯正は、表側より虫歯になりにくいというのも選ばれる理由です。ブラケットとワイヤーを歯の表面に付けると、磨きにくくなりどうしても虫歯のリスクが高まります。
歯の表面では口を閉じにくく乾きやすいのも虫歯や歯周病になりやすい理由の一つです。
しかし、裏側矯正で歯の裏側に器具を取り付けると唾液が溜まりやすく乾きにくいため、虫歯になるリスクは表側矯正よりは少ないといえます。
ただし、しっかりとブラッシングをし、食べかすをできるだけきれいに取り除くことが大切です。
裏側矯正の注意点
メリットが多く、矯正後は美しい歯並びを手に入れられる裏側矯正は、とくに見た目を気にする人にはおすすめの治療方法といえます。
食事中も話をするときも笑うときも、人目を気にする必要がありません。
しかし、一見するとメリットばかりのような裏側矯正にも、注意点があります。どのような注意点があるのかをきちんと把握して、裏側矯正を受けるかどうかを判断してください。
滑舌が悪くなる
裏側矯正は、歯の裏側に器具を取り付けるため、どうしても違和感を覚えて滑舌が悪くなりがちです。
装置を装着することで発音が不明瞭になるという人もいますが、それほど心配することはありません。
違和感や話しづらさは、器具を装着してから2週間程度でなくなることがほとんどだからです。ただし、もし長く違和感が続く場合は一度歯科医に相談してみてください。
表側矯正に比べて難易度が高い
表側矯正に比べると、裏側矯正は難易度が高くなります。矯正専門の歯科医院であっても、表側矯正はできても裏側矯正はできないという歯科医院もあるため注意が必要です。
裏側矯正自体は医師免許があればだれでも施術できますが、高い技術と深い知識を持った歯科医でなくては失敗のリスクがあるため、安心して任せることはできません。
無料相談も受け付けているため、矯正治療で気になることがあればぜひ一度、受診してみてください。
東京で裏側矯正ができる矯正歯科選びのポイント
東京で裏側矯正ができる矯正歯科は、どんな点に気を付けて選べばよいのかを知っておきましょう。
歯列矯正ができる歯科医院だからといって、どこでも裏側矯正ができるわけではないからです。裏側矯正をするためには、高い技術を持った歯科医が必要です。
そのため、数ある歯科医院の中から適切な歯科医院を選ぶにはポイントがあります。
矯正のスペシャリストである・安心のアフターケア・無料相談が可能などといった点に重点を置いて探すようにしてください。
選ぶポイントに気を付けながら、自分に合った歯科医院を見つけましょう。
矯正のスペシャリスト
裏側矯正をするには、担当する歯科医が矯正のスペシャリストであることが重要です。日本矯正歯科学会の認定医などがあると、矯正治療のスペシャリストであることがわかります。
そのほかには、症例数やどのような症例を治療してきたのか、歯科医の経歴などもチェックしておきましょう。
とくに症例数は重要で、どのくらい矯正治療を行ってきたのか、その中に裏側矯正は含まれるのかをチェックしておきます。
多くの矯正治療を成功させてきた実績があれば、安心して治療を任せられます。
安心のアフターケア
アフターケアがあるかどうかも、重要です。たとえば、矯正治療が成功しても後戻りしてしまっては意味がありません。
しかし、もしも後戻りをしてしまった場合でも、きちんとアフターケアをしてもらえるなら安心できます。
また、治療中や治療後に何かトラブルがあったとして、きちんと対応してもらえるかどうかは歯科医院を選ぶ際のポイントになります。
無料相談も可能
無料相談ができる、というのも大きなポイントです。
なぜなら、自分では裏側矯正が必要できっと対応してもらえるだろうと思っていても、実際には対応できないケースやほかの矯正方法がよい場合もあるからです。
そのため、無料相談でとりあえずどのような治療方法が有効かを聞けるのは助かるという人もいます。
そのほかにも、費用や矯正治療にかかる期間など正確ではなくてもある程度の目安を示してもらえると今後の計画も立てやすくなります。
裏側矯正ができない人の特徴
基本的に、表側矯正ができる歯並びであれば裏側矯正も対応できます。そのため、裏側矯正ができない歯並びというのは、あまりありません。
もちろん、担当する歯科医に高い技術があればこそです。しかし、中には裏側矯正ができない人もいます。
裏側矯正が難しい人は、しゃべることを仕事にしている人です。裏側矯正をすると、どうしても滑舌が悪くなったり発音が不明瞭になったりします。
2週間程度で解消されることがほとんどですが、舌が傷つく可能性もあり、話をすることを仕事にしているのであれば矯正治療が難しくなるため注意が必要です。
そのほかには、虫歯が多い人、歯周病の人などです。虫歯が多い場合は、治療をしてから歯列矯正を始める必要があります。
また、歯周病の場合は歯茎だけでなく骨がもろくなっていたり歯周組織が壊れていたりした場合、裏側矯正に限らず矯正治療はできません。
先に治療してから、矯正治療をするようにしてください。
東京で裏側矯正を成功させるポイント
東京で裏側矯正を成功させるには、歯科医の選び方がポイントです。実績がなく症例数がほとんどないような歯科医では、失敗する可能性もあります。
実際に、矯正治療で技術が伴わず、トラブルになることも少なくありません。
そのため、東京で裏側矯正をしたいと考えているなら、必ず実績があり信頼できる歯科医院を選ぶようにしてください。
東京で裏側矯正をするなら
無料相談をする際には、気になることや不安なことがあれば初めに相談しておきましょう。
不安を抱えたまま治療してしまうと、途中で治療をやめてしまうという事態にもなりかねません。
そのようなことにならないためにも、無料相談で事前に不安を取り除き落ち着いて、矯正治療を受けられるようにしてください。
まとめ
歯列矯正は、技術のない歯科医が担当するとうまくいかないこともあります。矯正治療には長い期間がかかるため、信頼できる歯科医に任せることが重要です。
高い技術を持った歯科医なら、美しい歯並びにしてくれます。ぜひ矯正治療を成功させて、きれいな歯並びを手に入れましょう。