【監修:青山健一】
目 次
「矯正用のマウスピースが割れてしまったときはどのくらいの費用がかかるの?」と疑問を持っていませんか。
矯正治療で使用されるマウスピースは矯正治療中に割れてしまう場合もあり、壊れてしまったときにどうすればよいのか分からない方も多くいます。
そこで今回は、矯正治療で使われるマウスピースが壊れてしまったときの対処法や費用などについて詳しく紹介します。
マウスピースが割れたときの不安を解決しましょう。
矯正用マウスピースが割れたらどうすべき?
矯正用のマウスピースが割れたら、すぐに矯正治療で通っている歯科医院に連絡をしてください。
歯科医院に連絡をしないで1人で抱え込むのは、良くありません。歯科医院に相談すると、対応してくれます。
割れたといってもどこまで破損しているかで、対応が異なります。
マウスピースに少し亀裂が入ったときは、そのまま使用してよいと判断する可能性が高いです。
マウスピースの損傷が激しい場合は、装着しても矯正治療の効果を得られないため、修理や作り直しなどの対応を行います。
その判断を個人で行うことは不可能です。
せっかく矯正治療を行い歯並びが良くなってきていても、壊れたマウスピースを装着することで矯正治療が進まない可能性が高いです。
そのため、マウスピースが割れた場合は自己判断をせずに必ず治療を行っている歯科医院に連絡をしましょう。
通っている歯科医院がお休みの場合は、他の歯科医院にどうするべきか相談するのもおすすめです。
下記のリンクから無料相談を行っている矯正治療歯科医院の予約ができます。
矯正用マウスピースが割れたときの対処法
矯正用のマウスピースが割れたときの代表的な対処法は、3つあります。
マウスピースが割れてしまうと、不安で仕方なくなるはずです。
そんなときは、落ち着いてこれから紹介する3つの対処法を行ってください。
歯科医院に連絡
矯正用のマウスピースが割れたときの対処法の1つ目は、歯科医院に連絡です。
先程説明した通り、自己判断で割れたマウスピースをつけたり外したりしていると、矯正治療が遅れる可能性が高いです。
そのため、歯科医院に連絡しどうすればよいのか確認をしましょう。
損傷具合によって、割れたマウスピースを使用しても問題がなかったり新しいマウスピースに変えたりするべきなど対応が異なります。
1つ前のマウスピースをつける
矯正用のマウスピースが割れたしまったときの対処法の2つ目は、1つ前のマウスピースをつけるです。
歯科医院に割れたマウスピースを確認してもらうまでの間に、1つ前のマウスピースを使用する場合が多いです。
矯正治療のマウスピースを一切着用していないと、歯並びが矯正治療前の歯並びに戻る可能性があります。
そうならないために、1つ前のマウスピースを着用しましょう。
そのため、前回のマウスピースを捨てないことはとても大事です。
次のマウスピースをつける
矯正用のマウスピースが割れてしまったときの対処法の3つ目は、次のマウスピースをつけるです。
前のマウスピースがない場合は、次のマウスピースを着用しましょう。
次のマウスピースを着用する場合も必ず歯科医院に連絡し、許可を得てから着用してください。
なぜマウスピースが割れるのか
マウスピースが、なぜ割れるのか疑問を持っている方も多いはずです。
マウスピースが割れる原因を3つ紹介します。
原因を理解し、なるべくマウスピースが割れないようにしましょう。
誤った装着方法
マウスピースが割れる1つ目の原因は、食事中に固いものを噛んで傷つけた場合です。
マウスピースで矯正治療を行う場合は、1日のほとんどの時間マウスピースを着用します。
しかし、食事を食べるときは外すことを推奨されています。
マウスピースを着用したまま硬いものを食べてしまうと、マウスピースに過度なストレスが加わるため、変形が起きたり割れたりすることがあります。
そのため、食事中はマウスピースを外すことが推奨されています。
歯ぎしりや食いしばり
マウスピースが割れる2つ目の原因は、歯ぎしりや食いしばりです。
歯ぎしりや食いしばりを行うとマウスピースにストレスが過度に加わり、壊れやすくなります。
しかし、歯ぎしりや食いしばりは寝ているときや仕事中など無意識に起こっている場合が多いです。
そのため、歯ぎしりや食いしばりを予防するのは難しいですが、なるべく歯ぎしりや食いしばりをしないように意識してみてください。
外したときの破損
マウスピースが割れる3つ目の原因は、外したときの破損です。
正しい外し方をしないとマウスピースにストレスが加わり、割れる原因になります。
そのため、正しいマウスピースの外し方を歯科医に確認しマウスピースが割れるのを防ぎましょう。
マウスピースが割れたときにやってはいけないこと
マウスピースが割れたときにやってはいけないことが、2つあります。
それぞれ詳しく説明するため、マウスピースが割れたときの参考にしてください。
自分で修理して装着
マウスピースが割れたときにやってはいけないことの1つ目は、自分で修理して装着です。
マウスピースは矯正治療で使うため、繊細な物です。そのため、専門家でないと適切な修復はできません。
マウスピースの破損状況によっては、専門家であれば修復できる場合もあります。
しかし、素人が修復することによって専門家でも修復できなくなる可能性もあります。
そのため、自分で割れたマウスピースを修復しないようにしましょう。
何も装着せずに過ごす
マウスピースが割れたときにやってはいけないことの2つ目は、何も装着せずに過ごすです。
マウスピースが割れたからといって装着せずにいると、先程説明した通りせっかく良くなってきた歯並びが元に戻ってしまう可能性があります。
そのため、必ず歯科医院に連絡し相談をするようにしてください。
矯正用マウスピースが割れたときの費用
矯正用マウスピースが割れてしまったときの費用がどのくらいかかるか、不安な方も多いはずです。
そのため、修理のみの場合と作り直す場合の2つのパターンの費用の相場を紹介します。
マウスピースを修理、または作り直すときの参考にしてください。
修理のみの場合
マウスピースの修理のみの場合は、数千円~1万円程度が相場です。
契約によっては、修理費が無料になっている場合もあります。
また、矯正治療に影響がない程度の割れだった場合は、そのまま使用することもあります。
作り直す場合
マウスピースを作り直す場合の費用は、1万円以上が相場です。
マウスピース矯正といってもマウスピースの種類は複数あり、矯正治療を行っているマウスピースの種類によって値段は異なります。
また、マウスピースの種類によっては作り直しの費用が最初から入っていることもあり、無料で作り直せる可能性もあります。
そのため、矯正治療を行っているマウスピースや契約書を一度確認してみてください。
マウスピースが割れないように注意すべきこと
マウスピースが割れないように注意して欲しいことがあります。
これから紹介する2つの内容を注意するようにしましょう。
外したらケースに入れる
マウスピースが割れないように注意するべきことの1つ目は、外したらケースに入れるです。
マウスピースを外すたびにケースに入れるのは、面倒だと感じる人も多いはずです。
しかし、必ずマウスピースを外したらケースに入れるようにしましょう。
なぜなら、マウスピースをそのままで置いておくと、間違って踏まれたり何かの下に置かれたりしてマウスピースが壊れるリスクが増えるからです。
また、ケースに入れることでマウスピースを清潔に保てます。
歯ぎしり・食いしばり対策
マウスピースが割れないように注意するべきことの2つ目は、歯ぎしり・食いしばり対策です。
歯ぎしりや食いしばりは無意識で行っていることがあるため、どれだけ歯ぎしりや食いしばりを意識できるかが大事になります。
食いしばりは意識して防げますが、歯ぎしりは無意識なので、歯ぎしり予防のマウスピースの装着が必要になってきます。
どうしてもマウスピースの破損を繰り返す場合は、歯ぎしり予防のマウスピースの作成を考えてみてください。
無料で矯正相談を行っている歯科医院もあるため、そこで相談するのもおすすめです。
下記で予約できます。
矯正中のトラブルは1人で悩まず歯科医に相談
矯正治療中のトラブルは、歯科医にをするようにしましょう。
矯正治療は1日や1週間などの短期間で終わる治療ではありません。
矯正治療は長期間の治療になるため、どうしても治療中にトラブルが起こる可能性があります。
トラブルが起こったときに1人で抱え込んでしまうと、せっかくの矯正治療が遅れたり止まったりします。
歯科医は今までもたくさんの矯正治療を行ってきたため、さまざまなトラブルにも対応可能です。
そのため、矯正治療中になにかトラブルがあったとしても1人で抱え込まずに歯科医に相談をしましょう。
まとめ
今回は、矯正治療中にマウスピースが割れてしまった方に向けてマウスピースが割れたときの対処法やマウスピースの修理や作り直しの相場などについて紹介してきました。
マウスピースが割れないようにする工夫も紹介しましたが、どれだけ注意していてもマウスピースが割れてしまうこともあります。
マウスピースが割れたときは、1人で抱え込まないようにしましょう。
自分1人で抱え込んでしまいそのままにしていると、矯正治療が行えなくなったり歯並びが矯正治療前に戻ってしまったりなどのデメリットがあります。
そのため、マウスピースが割れたときは、必ず歯科医院に連絡するようにしましょう。
今回紹介したマウスピースが割れたときの対処法や気をつけたいことを参考にし、矯正治療中にマウスピースが割れても落ち着いて対応してください。