リテーナーの作り直しは他院でもできる?|作り直しが必要なケースや費用を歯科医が解説

【監修:青山健一】

リテーナーの作り直しは他院でもできる?|作り直しが必要なケースや費用を歯科医が解説

「リテーナーを作り直したいけど、どうすればよいの?」と悩んでいませんか。
リテーナーを装着していると、どうしても壊れてしまったり合わなかったりする場合があります。万が一のときに、どのような対応をすればよいのか分からない人も多いはずです。
リテーナ―が壊れてしまうとそのままにしておくのは、デメリットしかありません。

そのため、必ず壊れてしまったら作り直しをしないといけません。
そこで今回は、リテーナーを他院で作り直したい方に向けてどんなときに作り直しが必要かや費用の相場などについて詳しく紹介します。

リテーナーを他院で作り直したいときはどうすべき?

リテーナーを他院で作り直したいときはどうすべき?

リテーナーを他院で作り直すことは可能です。
しかし、全ての歯科医院で作り直せるわけではありません。
そのため、リテーナーの作成をお願いする歯科医院に連絡し、リテーナーの作り直しができるか確認しましょう。
そのときに、どのくらいの費用がかかるのか確認するのもおすすめです。

また、今では歯科医院のホームページで確認することもできるため、インターネットで検索してみるのもおすすめの方法の1つです。
最近では無料で矯正治療の相談を行っている歯科医院もあります。
気になる方は、ぜひ無料相談をご検討ください。

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リテーナーの概要

リテーナーの概要

リテーナーは、矯正治療で使う器具と知っていても、それ以上詳しく理解していない方が多いはずです。
そのため、リテーナーとはどんな器具でどのような効果があるのか詳しく解説します。
矯正治療のリテーナーの重要性を理解し、リテーナ―を装着しないデメリットを知っておきましょう。

矯正治療後に使う保定装置

リテーナーは、矯正治療後に使う保定装置です。
リテーナー自体には、歯を動かす能力はありません。リテーナーは、矯正治療を行いきれいな歯並びになった後に、その歯並びを固定するための器具です。

なぜ固定しないといけないのかというと、矯正治療を行って綺麗な歯並びになった後に後戻りしてしまう可能性があるからです。
後戻りとは、矯正治療後のきれいな歯並びが矯正治療前の歯に戻ってしまうことをいいます。

リテーナーが壊れてしまい装着をしないでいると後戻りが起こってしまい、もう一度矯正治療を行わないといけない状況になるかもしれません。
そのため、矯正治療後にリテーナーを装着する必要があるのです。

リテーナーの種類

リテーナーと一概にいっても、さまざまな種類があります。
リテーナーの中でも、ベッグタイプやホーレータイプという種類が使用されやすいです。
この他にも、下顎の前歯の固定によく使用されるスプリングリテーナーや日中でも使用しやすいインビジブルリテーナーなどの種類があります。
歯科医師と相談して、自分の矯正治療にあったリテーナーを使用するようにしましょう。

リテーナーの作り直しが必要なケース

リテーナーの作り直しが必要なケース

リテーナーの作り直しが必要なケースは、大きく分けて3つあります。
それぞれのケースについて詳しく紹介します。
作り直しをなるべくしないためにも、作り直しになるケースについて理解しましょう。

破損したとき

リテーナーの作り直しが必要なケースの1つ目は、破損したときです。
リテーナーは装着しているため、壊れてしまう可能性は十分にあります。
壊れてしまう原因は、歯ぎしりや食いしばり、装着したまま食事をしてしまうなどです。
そのため、なるべく歯ぎしりや食いしばりをしないように意識をしたり食事のときはリテーナ―を外したりするようにしましょう。

紛失したとき

紛失したとき

リテーナーの作り直しが必要なケースの2つ目は、紛失したときです。
リテーナーは毎日装着しないといけないため、どんどん扱いが雑になりやすいです。
リテーナーを紛失しないためにも、リテーナーを外したときに毎回ケースに保管をするようにしましょう。
ケースに保管することで紛失するリスクを減らすだけでなく、誤って踏んだり落としたりして壊れるリスクも減らせます。

リテーナーが合わないとき

リテーナーの作り直しが必要なケースの3つ目は、リテーナーが合わないときです。
リテーナーが合わない多くの原因は、矯正治療後に面倒だと感じリテーナーを装着しないでいる場合です。
リテーナーの装着をしない場合に、歯並びが崩れたことに気づき慌ててリテーナーを装着しても歯並びが大きく変わっているため、どうしてもリテーナーが合いません。

歯並びがきれいになっているため、リテーナーをつけるのが面倒だと感じる気持ちは分かります。
しかし、一度歯並びが後戻りしてしまうと、また矯正治療を行わないといけません。
そのため、どれだけ面倒だと感じても矯正治療後にリテーナーを着用しましょう。

他院で作り直すパターンとは?

他院で作り直すパターンとは?

リテーナーを他院で作り直さないといけないパターンは、さまざまあります。
その中でも、代表的な3つのパターンについて詳しく紹介します。

引っ越しで通院できない

引っ越しで通院できない

リテーナーを他院で作り直すパターンの1つ目は、引っ越しで通院できないです。
矯正治療は、1日や1週間の短期間で終わる治療ではありません。
そのため、進学や転勤など生活スタイルが大きく変わる可能性があります。

同じ市内の引っ越しなら今まで通っていた歯科医院に通うことはなんとかできますが、県外に引っ越しをしてしまうと通うのはかなり難しいです。
なぜなら、通勤するための時間が増えたり費用が高額になったりするからです。
そのため、他の歯科医院でリテーナーを作り直さないといけません。

主治医が退職した

リテーナーを他院で作り直すパターンの2つ目は、主治医が退職です。
長期間の治療になるため、今まで主治医だった方が退職する可能性は十分にあります。
どれだけ主治医と相性が良くても、同じ病院の新しい主治医が自分と相性が良いわけではありません。
そのため、新しい歯科医院に通いリテーナーを作り直せる可能性があります。

矯正治療中にトラブルがあった

リテーナーを他院で作り直すパターンの3つ目は、矯正治療にトラブルがあったです。
どれだけ治療開始前に自分にあった歯科医院だと思っていても、矯正治療中にトラブルが起きてしまう場合もあります。

トラブルの内容によっては二度と同じ歯科医院で治療したくないと思う可能性もあります。
治療したくない歯科医院でリテーナーを作り直すよりも自分が信頼できる歯科医院でリテーナーを作り直した方がよいです。

破損・紛失時にやってはいけないこと

破損・紛失時にやってはいけないこと

リテーナーを破損・紛失時にやってはいけないことが大きく分けて2つあります。
これから紹介する2つの内容は必ず行わないようにしましょう。

破損したまま装着する

リテーナーを破損・紛失時にやってはいけないことの1つ目は、破損したリテーナーをそのまま装着するです。
破損したリテーナーは、保定機能が落ちていたり保定機能がなくなっていたりします。
そのため、破損したリテーナーをそのまま装着していると後戻りが起きてしまう可能性が高いです。
せっかくきれいになった歯並びが悪くならないようにしましょう。

装着しないまま過ごす

装着しないまま過ごす

リテーナーを破損・紛失時にやってはいけないことの2つ目は、装着しないまま過ごすです。
装着しないままで過ごしてしまうと、壊れたリテーナーを装着するのと同様で後戻りが起こるリスクが高くなります。
後戻りが起きてしまうと、今まで矯正治療に費やしたお金や時間が全て無駄になってしまいます。
そうならないためにも、リテーナーを装着しないまま過ごすのをやめましょう。

リテーナーの作り直しの費用相場

リテーナーの作り直しの費用相場

リテーナ―の作り直しの費用の相場は、5,000円~50,000円程度です。
費用にかなりの差がありますが、これはリテーナ―の種類によって作り直しの費用が異なるからです。
マウスピースやフレックスタイプのリテーナ―の場合は、比較的かかる費用は低めになっています。

リテーナ―の作り直しにはある程度の費用がかかるため、金銭面的な負担を考えてリテーナ―の作り直さない人もいます。
しかし、リテーナーを装着せずにいると後戻りが起こる可能性が高いです。

後戻りが起きてしまうと、矯正治療かかった数十万~数百万円程度の費用や時間が全て無駄になってしまいます。
そのため、後戻りのリスクを考えるとリテーナ―を作り直した方がお得だと考えられます。

リテーナーの作り直しは信頼できる歯科医に相談

リテーナーの作り直しは信頼できる歯科医に相談

リテーナーの作り直しは、信頼できる歯科医に相談をしましょう。
ここまでの説明で、リテーナーを紛失、壊したときは作り直しをしないといけないと分かったと思います。
どれだけリテーナーを作り直さないといけないと思っても、行動をしないとリテーナーは作り直せません。
そのため、信頼できる歯科医にリテーナーの作り直しについて相談をしましょう。

また、リテーナーも含め矯正治療や歯について悩んでいる内容を話してください。
自分の疑問や悩みを解決して、リテーナ―の作り直しや歯の治療を行っていきましょう。
まずは無料相談をご検討ください。

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まとめ

まとめ

今回は、リテーナーの作り直しについて詳しく紹介してきました。
リテーナーとは矯正治療後に矯正治療できれいになった歯並びを維持するために、とても重要な装置です。
リテーナーを作り直さないといけない原因は、壊れてしまったり紛失してしまったりなどがあります。

リテーナーは作り直しをしないといけませんが、全ての歯科医院で対応可能なわけではありません。そのため、歯科医院に電話したりインターネットで調べたりする必要があります。
リテーナーを作り直すのは費用がある程度かかりますが、リテーナーを装着しないと後戻りのリスクが高まります。

後戻りが起きてしまうと、今までの矯正治療に費やした数十万円から数百万円のお金と時間が全て無駄になってしまうため、お金を払ってでもリテーナーを作り直した方がよいです。
この記事で紹介した、リテーナーを装着する重要性を理解し、リテーナーを作り直さないといけないときは作り直しましょう。




監修者:銀座青山You矯正歯科グループ 理事長・総院長 青山健一

理事長・総院長 青山健一 1965年 広島県呉市生まれ
1990年 広島大学歯学部卒業
1992年 南青山デンタルクリニック開院
2001年 医療法人社団 健青会 設立
2011年 日本で初めての「部分矯正専門医院」のYou矯正歯科を開設
2021年 You矯正歯科 池袋西口医院開設
2021年 You矯正歯科 広島紙屋町医院開設(銀座、青山等で9医院開院中)
▼総院長ブログ「幸せってなぁに?」もご覧ください。

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