【監修:青山健一】
目 次
「矯正治療中は喋りにくくなるって本当なの?」といった疑問を持っていませんか。
矯正治療中に喋りにくいと感じるかもしれないと考えて矯正治療に踏み出せたい方が多いはずです。
しかし、喋りにくさが改善するまでの期間や矯正治療の注意点を知っている人はそこまで多くないと思います。
そこで今回は、矯正治療中の喋りにくさに不安を感じている方に向けて矯正治療中に多い悩みや注意点などについて詳しく紹介します。
矯正治療で感じる喋りにくさについて理解できるため、ぜひ最後まで読んでみてください。
矯正治療中は「喋りにくい」と悩む人が多い?
矯正治療中に喋りにくいと悩む人は、一定数います。
矯正治療は、取り外しができない矯正器具や取り外しができるマウスピース型の矯正器具などを使用して行います。
取り外しができるマウスピースの矯正器具であれば、喋るときに矯正器具を外せば良いため問題ないと思うかもしれません。
しかし、取り外しができる矯正器具でも1日のほとんどの時間をつけないといけないため、喋るときに外すことは不可能です。
どうしても矯正器具をすると喋りづらさを感じる可能性は高く、喋りづらさが不安で矯正治療に踏み切れない人もいるはずです。
そのような方は、歯科医に相談してみましょう。無料の矯正相談をご予約いただけます。
歯列矯正中に多い悩み
歯列矯正中には、さまざまな悩みが生まれます。その悩みを知らないと、実際に歯列矯正を行ったときに後悔してしまうかもしれません。
そのため、歯列矯正中の代表的な悩みを3つ紹介します。歯列矯正をするときの、参考にしてください。
痛みや違和感
歯列矯正中の悩みの1つ目は、痛みや違和感です。歯列矯正は、常に歯に対してストレスをかけることで歯を正しい位置に移動させる治療方法です。
常に歯にストレスを加えるため、どうしても歯に痛みや違和感を感じます。
痛みや違和感をなくすにはストレスを0にするしかありませんが、ストレスが0だと歯が移動しません。
そのため、歯列矯正中は歯に痛みや違和感を感じてしまう可能性があります。
喋りにくい
歯列矯正中の悩みの2つ目は、喋りにくいことです。
人は、舌を動かして発音しています。矯正器具はかなり大きいため、装着時に舌の動きを邪魔をする可能性が高いです。
そのため、どうしても歯列矯正をしているときは喋りづらくなってしまいます。
食べにくい
歯列矯正中の悩みの3つ目は、食べにくいことです。
矯正器具は歯につけるため、どうしても噛むときに違和感や痛みを感じてしまう可能性があります。
柔らかい食べ物や細かく切ることで、そこまで気にならない場合も多いです。そのため、歯列矯正をしているときは柔らかい食べたり細かく切ったりして食べるようにしましょう。
また、取り外しができるマウスピース矯正だと食事中に外すため、食事に食べづらさを感じる可能性はありません。
しかし、食事の度にマウスピースを外さないといけないため、面倒だと感じる可能性も高いです。
治療方法別の喋りにくさとの関係
矯正治療の方法と喋りにくさが関係しています。
それぞれの治療方法ごとの喋りにくさについて紹介していきます。矯正治療の方法を選ぶときの、参考にしてください。
表側矯正
表側矯正は、歯の表にワイヤーをつけて行う矯正治療の方法です。
表側矯正は、舌が当たる歯の裏側には何もついていません。そのため、喋りにくいと感じる可能性は低いです。
喋りやすさ以外にも表側矯正のメリットは、さまざまな歯並びに対応できます。デメリットは、矯正治療を行っているのが目立ちやすかったり歯の汚れがついたりしてしまう点です。
裏側矯正
裏側矯正は、歯の裏側にワイヤーをつけて行う矯正治療の方法です。
裏側矯正は歯の裏側に矯正器具があるため、喋るときに舌が当たってしまいます。そのため、どうしても喋りにくさを感じやすい矯正治療です。
この他にも、矯正治療ができる歯科医院が限られているデメリットがあります。
しかし、矯正器具が目立ちにくいため矯正治療を行っているのがバレづらいというメリットがあります。
マウスピース矯正
マウスピース矯正は、マウスピースを使用して行う矯正治療の方法です。
マウスピース矯正はマウスピースで歯全体を覆うため、舌が喋るときはマウスピースに当たってしまいます。そのため、どうしても喋りにくさを感じてしまいます。
マウスピース矯正はマウスピースを取り外しをしないといけないため、面倒だと感じる方も多いです。
透明なマウスピースなため目立ちにくいや、食事のときにマウスピースを外すため食事をしやすいなどがメリットです。
矯正中の喋りにくさはどれくらいで改善する?
矯正治療中の喋りにくさは個人差がありますが、2週間~1か月程度で改善するのが多いです。
矯正治療期間は何か月もかかる長期間になるのが一般的です。しかし、矯正治療期間ずっと喋りにくさを感じるわけではありません。
喋りにくさが改善する理由は、慣れです。矯正装置に舌が当たるのに慣れていないと、喋りにくさを感じます。
しかし、時間が経つと慣れていき、徐々に喋りにくさを感じにくくなる可能性が高いです。
そのため、矯正治療が始まってから大体2週間~1か月程度で喋りにくさが改善すると考えておきましょう。
「喋りにくい」と悩んだときの注意点
「喋りにくい」と矯正治療中に悩んでしまう方が多いはずです。「喋りにくい」と悩んだときに注意してほしいことがさまざまあります。
その中でも特に大事な2つについて紹介します。
マウスピースを長時間外さない
喋りにくいと悩んだときの注意点の1つ目は、マウスピースを長時間外さないことです。
表側矯正や裏側矯正で使用する矯正器具は取り外しができないため、矯正器具を外せないので心配はいりません。
しかし、マウスピース矯正は取り外しができるため喋りにくいと外してしまう可能性があります。
マウスピース矯正も1日の中で20時間着用しないといけないといわれているため、外してしまうと喋りにくさが改善されても歯並びは改善しません。
そのため、マウスピースを外してしまうと矯正治療が進まなくなってしまいます。
治療を中断しない
喋りにくいと悩んだときの注意点の2つ目は、治療を中断しないことです。
当たり前ですが、矯正治療を中断してしまうと歯並びは改善しません。
歯並びを改善するためには矯正治療を行わないといけないため、矯正治療を行う限り喋りにくさを感じてしまう期間はある程度あります。
2週間~1か月程度喋りにくさを我慢すると喋りにくさが改善する可能性があるため、少しの期間我慢すれば気にならなくなる可能性が高いです。
そのため、少しの期間だけ喋りにくさを我慢し矯正治療を続けるようにしましょう。
矯正を始める前に知っておきたいこと
矯正治療を始める前に知っておいてほしいことがさまざまあります。
これから紹介する2つのことを知ることで、矯正治療を始めて後悔する可能性が減ります。矯正治療を検討する際の参考にしてください。
矯正中に起こり得るトラブル
矯正治療中には、さまざまなトラブルが起こる可能性があります。
例えば、虫歯や歯周病です。表側矯正や裏側矯正の場合は食事中も矯正器具がついてています。
どうしても食べカスが矯正器具に残りやすく歯磨きをしても食べカスが残る可能性も高いため、虫歯や歯周病になりやすいです。
この他にも歯の痛みや顎関節症になってしまう可能性もあります。
喋りにくさや違和感は改善する
喋りにくさや違和感は時間が経つと、自然と改善していきます。
矯正治療を始めたときに、喋りにくさや違和感がこのまま続いていくと思ってしまう方も多いです。
矯正治療期間ずっと喋りにくさや違和感が続くと、矯正治療をやめたいと考えるはずです。
しかし、ある程度の期間が経てば自然と改善する可能性が高いため、安心してください。
矯正中の喋りにくさの不安は歯科医に相談しよう
矯正治療中の喋りにくさの不安は、歯科医に相談するようにしましょう。
歯科医はさまざまな矯正治療を行ってきたため、さまざまな悩みも聞いてきたはずです。そのため、喋りにくさの悩みに対しても対処する方法を教えてくれます。
ずっと悩んでいた喋りにくさを歯科医に相談すると、改善することもあります。一人で悩まずに、歯科医に相談するようにしてください。
また、喋りにくさ以外の矯正治療に関する悩みは躊躇せずに歯科医に伝えるようにしましょう。
悩みがある状態で矯正治療を行うのは不安なはずです。なるべく不安を取り除いた状態で矯正治療を行うようにしましょう。
矯正治療に悩んでる方は、無料の矯正治療相談をご検討ください。
まとめ
今回は、矯正治療で喋りにくくなるのが不安な方に向けて矯正治療中に多い悩みや喋りにくさが改善するまでの期間などについて紹介しました。
実際に矯正治療中に喋りにくいと感じる方もいます。
しかし、喋りにくさが矯正期間中にずっと続くわけではなく、矯正治療を始めて2週間~1ヵ月程度で改善することが多いです。
そのため、ずっと喋りにくさがあるわけではないことを理解し、矯正治療を途中で止めないようにしましょう。
また、矯正治療の方法の1つである表側矯正は喋りにくさを感じづらい方法であるため、どうしても喋りにくさを感じたくない人は表側矯正をするのもおすすめです。
矯正治療は治療期間も長いため、喋りにくさ以外にもさまざまな不安を感じると思います。その不安は、歯科医に伝えてください。
歯科医に話すことで、不安が減ったり対処法を教えてくれたりします。
この記事で紹介した内容を参考に、矯正治療を行いきれいな歯並びを手に入れましょう。