インビザラインからワイヤー矯正に変更できるのか?変更する際の注意点についても歯科医が解説

【監修:青山健一】

インビザラインからワイヤー矯正に変更できるのか?変更する際の注意点についても歯科医が解説

歯列矯正の際、インビザラインからワイヤー矯正に変更ができるかどうか気になる、という人も多くいます。
インビザラインをしてみたけど、どうしても違和感があって気になるという人もいるため、まずは歯科医に相談してみることをおすすめします。
しかしその前に、ワイヤー矯正に変更できるのかどうかや注意点などを詳しく知っておきましょう。

インビザラインからワイヤー矯正に変更できる?

インビザラインからワイヤー矯正に変更できる?

結論からいうと、インビザラインからワイヤー矯正に変更できます。
インビザライン矯正を行う人が、必ず治療方法が合うというわけではありません。インビザラインをしてみたけど、どうしても合わないという人もいます。
そのため、治療方法を変更すること自体は珍しくありません。しかし、治療法を変更するにはいくつかの注意点があります。

ただ単にインビザラインをやめて装置をワイヤーに変えればいいというものではなく、変更したいから、というだけですぐに変更できるものではないからです。
まずは信頼できる歯科医に変更したいことを相談し、今後の治療法などを詳しく確認することが大切です。

インビザラインから矯正方法を変更したい理由

インビザラインから矯正方法を変更したい理由

インビザラインから矯正方法を変更したい、そういう人は一定数います。インビザラインを試した全員が、問題なく矯正を終えるわけではないからです。
なぜ変更したいと感じるのか、よくある理由をいくつか紹介します。
自分にも当てはまる、我慢してマウスピースを装着しているという人は歯科医に相談するのも一つの手段です。

装着に違和感がある

インビザラインの治療を始めた場合、マウスピースの装着に「違和感がある」と思う人は少なくありません。
インビザライン矯正の場合、マウスピースの装着時間は1日20時間程度になるため、着け始めた当初は違和感が大きくなります。

しかし、3日程度で違和感がなくなり、装着することに慣れてくる人がほとんどです。
感じ方には個人差もあるため、中には何日たっても違和感が消えない、どうしても気持ち悪くて慣れることができないという人もいます。

間食しづらい

間食しづらい、というのも矯正方法を変更したい理由の1つです。インビザラインは、食事や歯磨きをするときには外します。
つまり、少しでも間食する場合にもいちいち外して歯磨きをし、また装着しなくてはなりません。そういったことが煩わしい、面倒くさいと感じることもあります。

もしもどうしてもインビザラインをやめたいという人は、信頼できる歯科医に相談してみてください。

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インビザラインの特徴

インビザラインの特徴

インビザラインをするにあたっては、事前にどのような特徴があるのかを知っておく必要があります。
インビザラインには、装置が目立たない・痛みが少ない・口内を清潔に保ちやすいなどの特徴が挙げられます。それぞれ詳しくみていきましょう。

装置が目立たない

アライナーと呼ばれる、透明なマウスピースを装着するのがインビザラインです。透明であるため、一見したところでは装着していることがわからない場合もあります。
装置が目立たないため、大きく口を開けることにも抵抗が少ないです。

もちろん人前で話をすることにも抵抗が少なく、コミュニケーションにおいては日常生活に支障が出ません。
矯正治療をしていることを知られたくない、目立ちたくないという人は多くいます。そういった人は、インビザライン治療に向いているといえます。

痛みが少ない

インビザライン矯正は、ワイヤー矯正に比べれば痛みが少ないのが特徴です。なぜなら、歯を移動する距離が短いためです。
歯は、長い距離を動かせばそれだけ大きく痛みます。痛みが少なくなるのは、インビザラインの矯正装置にも理由があります。

マウスピースは歯全体に力を加えるため、痛みを感じても全体に分散されるのが特徴です。
1か所に力が大きく加わるより、同じだけの力を加えても全体に分散させる方が感じる痛みが少ないのは当然です。
また、装着する器具によって口腔内を傷つけることもほとんどありません。
通常矯正治療の際の「痛みを感じる要素」が少ないため、実際に痛みを感じることが少なくなります。

口内を清潔に保ちやすい

口内を清潔に保ちやすい

口内を清潔に保ちやすいのも、大きな特徴の一つです。矯正治療の装置は、取り外しができないものも多くあります。
そのため、どうしても歯が磨きづらくなり、口内を清潔に保つのが難しくなってきます。
治療が長引けば長引くほど、虫歯や歯周病にかかるリスクが高まるものです。

しかし、インビザラインは口内を清潔に保てるため、数ある矯正治療の中でも虫歯や歯周病にかかるリスクが少なくて済みます。
なぜなら、インビザラインで使うアライナーは、着脱が可能だからです。食事の時や歯磨きの時などは取り外して、口内がきれいになったらまた装着することになります。
いつもと同じように歯磨きができ、装置と歯の隙間に食べかすが残ることもありません。

インビザラインのデメリット

インビザラインのデメリット

インビザラインには、メリットばかりでなくデメリットもあります。
装着時間を守らなければならない・矯正できないケースもあるなどです。
多くはありませんが、どうにもならないことばかりのため、もしも合わないと感じたら歯科医に相談することも大切です。
それぞれのデメリットがどういったことなのか、1つずつ詳しくみていきましょう。

装着時間を守らないといけない

装着時間を守らないといけないというのは、当然のことです。
もしもアライナーを装着している時間が想定よりも短すぎることが続けば、予定通りに歯を動かせず、失敗に終わってしまいます。
装着時間はかなり長く、着けたり外したりが煩わしいと感じる人もいます。
もしも痛みや違和感を長く感じる、マウスピースの着脱に不便を感じるなどあれば歯科医に相談してみましょう。

矯正できないケースがある

矯正できないケースがある

インビザラインは、すべての症例に適応するわけではありません。
以前はインビザラインで治療できる歯並びはかなり限られていましたが、今ではたいていのケースで矯正できるようになっていますが、それでもどうしてもワイヤー矯正でしか矯正できない場合も稀にあります。

その他にも、反対咬合や出っ歯など対応できる症例は多くあります。これだけ治療可能なら一体どのような症例が治療できないのか、そう思う人もいます。
症例が重たくなってしまうと、インビザラインでは対応できない場合も稀にあります。

どのような症例が対応できないのかは、歯科医に相談してみてください。信頼できる歯科医を見つけられないときには、インターネットを活用してみるのもおすすめです。
下記リンクから無料の矯正相談ができるため、自分に合った歯科医に行くようにしてください。

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ワイヤー矯正の特徴

ワイヤー矯正の特徴

インビザラインからワイヤー矯正に変えたい、そう考える人も多くいます。どうしても合わない場合は、変更も仕方のないことです。
しかし、治療方法を変更する前にワイヤー矯正の特徴をよく理解しておきましょう。
どのような治療かよく知らないままに変更してしまえば、また同じことを繰り返すことになるかもしれません。
そのようなことにならないためにも、ワイヤー矯正についてしっかりと理解しておきましょう。

対応できる症例が多い

ワイヤー矯正には、対応できる症例が多くあります。ワイヤー矯正は、手術を必要とする方法以外のほとんどの症例に対応できる矯正治療です。
もちろん、インビザラインのように軽度の出っ歯や叢生、歯と歯の間に隙間があるなどの症例にも適性があります。

しかし、それだけではありません。インビザラインが対応できない重度のでこぼこの歯や、重度の出っ歯などといった「重度」とつく症例であっても治療可能です。
治療が終わるまでは装置を付けたままでいるために、自分で着脱するわずらわしさもありません。

治療期間の調整ができる

ワイヤー矯正の大きな特徴は、ある程度治療期間の調整ができるという点です。たとえば、歯の移動距離が長ければ長いほど治療期間も延びてしまいます。
治療期間の短縮を図るためには、1本ずつ歯を移動するのではなく複数本の歯を一緒に移動する方法や、歯の移動距離をできるだけ短くするという方法があります。

ただし歯の移動距離を短くするのは、矯正後にたどり着くべき場所の変更を余儀なくされるため、あまり推奨されていません。
その他、赤外線を使って歯の移動速度を速めるという方法もあるため、治療期間の調整がしたい場合は歯科医へ相談してみてください。

インビザラインからワイヤー矯正に変更する際の注意点

インビザラインからワイヤー矯正に変更する際の注意点

インビザラインからワイヤー矯正に変更するには、どのような点に気を付ければよいのかを知っておく必要があります。
矯正期間は長いため、注意点をきちんと把握しておくことが重要です。
インビザラインからワイヤー矯正に変更する場合は、矯正装置であるアライナーをワイヤーとブラケットに変更する必要があります。

他には特に何かをする必要があるというわけではありません。
しかし、ブラケットとワイヤーは基本的には個人での着脱ができません。そのため、歯磨きの際にどうしても装置の隙間に食べかすが詰まってしまいます。
虫歯や歯周病にならないためにも、丁寧な歯磨きや定期的な検診を心がけましょう。

矯正方法に悩みがある場合は歯科医に相談しよう

矯正方法に悩みがある場合は歯科医に相談しよう

矯正方法に悩みがある、という人は多くいます。
しかし途中で治療を投げ出すわけにはいかない、他の治療に変えられるのかどうかを知りたいという人も多くいます。

そのため、もし悩みがある場合には自分に合った治療方法がないかを歯科医に相談してください。悩みを打ち明けることで、無理なく矯正治療を続けられます。
矯正治療の方法は変更しても最後まで矯正治療を続けることで、美しい歯並びを手に入れることができます。

まとめ

まとめ

歯列矯正には、さまざまな方法があるため自分に合った方法を探すことが大切です。矯正治療の1つとしてインビザラインもありますが、必ずしも誰にでも合う治療方法というわけではありません。
もしもインビザラインが合わないと感じたなら、信頼できる歯科医に相談してください。インビザラインからワイヤー矯正になるのは、そう難しいことではありません。

また、その逆にワイヤー矯正からインビザラインに変更するなどということもあります。どのような治療があるのか、必要な装置は何があるのかなどを詳しく知っておく必要があります。
ぜひそれぞれの特徴を理解して、自分に合った方法を見つけてください。




監修者:銀座青山You矯正歯科グループ 理事長・総院長 青山健一

理事長・総院長 青山健一 1965年 広島県呉市生まれ
1990年 広島大学歯学部卒業
1992年 南青山デンタルクリニック開院
2001年 医療法人社団 健青会 設立
2011年 日本で初めての「部分矯正専門医院」のYou矯正歯科を開設
2021年 You矯正歯科 池袋西口医院開設
2021年 You矯正歯科 広島紙屋町医院開設(銀座、青山等で9医院開院中)
▼総院長ブログ「幸せってなぁに?」もご覧ください。

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