「東京スポーツ新聞2014年4月5日」青山健一総院長のコメント
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「お前のせいで歯がガタガタ」と後輩からカツアゲ
ストレスで歯が悪くなるなんて本当にあるの?
業務上のストレスで歯が悪くなって金が必要だとうそをつき、会社の後輩から金をだまし取ったとして、兵庫県警西脇署は3日までに、会社員藤井慎吾容疑者(27)を逮捕した。
逮捕容疑は2012年7月ごろ、勤務していた会社の元後輩男性(28)に「お前を指導しているせいでストレスがたまって歯がガタガタになった。治療代出してくれんのか」などと言いがかりをつけ、13年1月から同年10月まで計6回にわたり現金約58万円をだまし取った疑い。調べに対して「金を受け取った」と容疑を認めているという。
2人は職場の先輩後輩の関係で、藤井容疑者が男性を指導する立場だった。同署副署長は「容疑者の歯並びがガタガタなんてことはない。見た目は普通。後輩の男性の人の良さにつけ込んだのでは」と話す。金の受け渡しは藤井容疑者の車の中で行われ、実際には歯の治療はしていなかったという。
本当にストレスによって歯が悪くなることはあるのか。「南青山デンタルクリニック」(東京都港区)の青山健一総院長は「ストレスが原因で歯が痛くなったりすることはない。ただし、ストレスは歯ぎしりと関係している。ストレスによって就寝中に歯ぎしりをした結果、歯やアゴが痛くなったり、かみ合わせが悪くなったりすることはあります」と話す。
この事件について「歯科医にも行かずに、素人が根拠もなく『ストレスが原因で歯が悪くなった』と自分で判断することはできない。ストレスだけで歯並びがガタガタになることも絶対にないですからね」と見解を示した。