【監修:青山健一】
目 次
笑ったときに笑顔が素敵であることは相手に好印象を与えるポイントの1つです。
特に笑顔で印象に残るのが口元になります。また口元と同じように印象に残るのが、歯並びです。
人生の中でのターニングポイントで、歯並びを気にしてしまう場面を挙げるとすれば就活での面接です。
ここでは、歯列矯正が就活で不利になるのか解説していきます。また歯並びが及ぼす印象や就活前に歯列矯正をするメリットについてご紹介していきます。
就活を機に矯正治療を考えている方はぜひ参考にしてください。
歯列矯正は就活で不利になるって本当?
自分自身の歯並びが気になるという学生は多くいます。例えば歯並びが気になる場面といえば人と話すときです。
人と話すときは口元が見えるため、自分自身の歯並びが気になってしまう場面です。
また学生の中で今後の人生にも大きく左右してくる場面が就活です。就活では、面接があります。
面接で歯並びを綺麗にするための歯列矯正が不利になってしまうことはないか不安だという学生もいます。
歯列矯正は就活で不利になってしまうのかみていきましょう。
歯列矯正は不利にならない
面接官は学生のどこを見て合否を決定していると思いますか?企業や職種にもよりますが、面接官がチェックしているのは下記のようなものです。
- 身だしなみのマナー
- ビジョン
- コンピテンシー
身だしなみのマナーでは、髪型や服装に清潔感があるかみています。ビジョンは、将来どの時点でなにを成し遂げたいのかという未来像をみています。
コンピテンシーは、その会社で実際に成果を出している人との類似点をチェックしているのです。主にこれらのことを面接官はみています。
面接官というのは選考者を多角的に見て、うちの会社で業績を上げてくれる人材かどうかをチェックしているのです。
歯を矯正しているからといってもその人自体に問題がなく、会社に必要な人物だと思われれば合格に至る可能性が高くなります。
アピール次第で好印象になる
歯並びに自信がない人は口を手で覆ってしまったり、口元を見せるのが苦手で上手に笑えなかったりします。
歯並びを悪い方に考えず、良い方向に考えてみてください。
例えば、自分がコンプレックスに思っていることを克服しようとしている姿勢を、面接官にアピールしてみましょう。
そして入社後も自信を持って得意先の相手とコミュニケーションをとれるようにしたいという意思を伝えてみるのです。
そうすることで、歯並びの矯正をしていることを好印象にできます。
歯並びが与える印象
見た目の印象は、視覚情報の大きさが判断するポイントになることが多いです。
笑顔を作ったときによく見えてしまう口元の印象は意外に大きい存在なのです。
他に歯並びはどのような印象を与えるのかみていきましょう。
第一印象を左右することも多い
誰か人と会ったとき、その人の印象を大きく左右するポイントになるのが見た目です。
どんなに誠実な人でも着ている服がボロボロだと、その人の魅力が半減してしまうポイントになってしまいます。
口元も同じ様に、いくら口では素敵なことをいっていても、歯並びがガタガタだと少し残念な気持ちになってしまいます。
人と会ったときに、どこを見ているかというと目や口元などです。
口元が視覚情報として残ることが多いため、歯並びの良さは第一印象を大きく左右します。初対面での口元の印象は、意外と大きいのです。
アメリカでは自己管理力の1つ
アメリカでは、歯のメンテナンスが自己管理ができているかということの判断材料になります。
アメリカでは笑顔を作ったときに見える歯が綺麗に揃っていることが魅力だとされているからです。
笑顔にとても価値があるとされている国なのです。また、八重歯は吸血鬼のイメージをもたれるため、小さいうちに矯正して治してしまいます。
歯をきれいにするためにはお金を惜しまないとされている国民性をもつ国の1つなのです。
歯並びがガタガタで色も黄ばんでいるとなれば、この人はお金がない人と判断されてしまうかもしれません。
歯のメンテナンスを欠かさないお国柄のアメリカで歯の治療を怠れば、それは自己管理力の欠如と考えられてしまう場合もあるのです。
歯並びの悪さは就活で不利になる?
歯並びの悪さは就活で不利になる点があるのかみていきましょう。
歯並びを理由に不合格になる可能性は低い
矯正治療をしていても不合格になる可能性は低いと先に挙げましたが、歯並びも同様にそれだけで不合格になることは考えにくいです。
面接官は、選考者のことを総合的にみています。
身だしなみの清潔感や未来像が明確か、また会社に貢献してくれるのかなど総合的に判断していることが多いです。
歯並びだけが原因で落とされる可能性は低いことが考えられます。
職業によってはチェックされることも
歯並びだけで不合格になる可能性は低いですが、職業や職種によってはチェックが厳しいところもあります。
例えば、外資系の企業や営業の仕事の場合です。
アメリカで歯の印象が大きいことをお伝えしましたが、他の国でもアメリカと同様に歯の印象が大きくイメージを左右する場合があります。
外資系の企業だと、海外の人とコミュニケーションを取ることが多くなります。
場合によっては、歯並びが悪いことでイメージが悪くなってしまうことがあるのです。
また営業の場合も同様です。アメリカと同様日本でも歯並びが悪いと第一印象のイメージが悪くなる場合があります。
歯並びの悪さに引け目を感じていて、笑顔に自信がなくなってしまう人もいます。
そうすると営業成績も伸びないことへと繋がってしまうかもしれません。
このような理由から外資系の企業や営業の職種では歯並びがチェックされる場合もあるのです。
歯列矯正を始めるのにおすすめのタイミングは?
就活までに歯列矯正を終わらせたいと考えている場合、どのくらいの期間が必要なのか気になるところだと思います。
またどのタイミングで始めるか悩んでいませんか?
歯列矯正を始めるのにおすすめのタイミングについて解説していきます。
歯列矯正は、矯正する内容によって矯正期間が変わってきます。
矯正治療を始めるタイミングは、早いに越したことはありませんが、部分矯正の場合、就活を開始する半年~10ヶ月以上前だとぎりぎり間に合うケースが多いです。
また半年間の期間があれば、口元を開けたときに見える前の部分だけでも矯正が終わる可能性が高いです。
全体矯正になると、1年半から2年ほどかかる場合もあるため、大学2年生の初頭から歯科医院に通うと余裕を持って面接に挑めます。
歯並びが気になる場合は、早めに歯科医院に行き、相談することがおすすめです。歯列矯正が終わり歯並びが綺麗になると、面接にも自信が出てきます。
就活前に矯正治療を終えておくことは、メリットが大きいです。
次の章で、就活前に歯列矯正をするメリットについて詳しく解説していきます。
就活前に歯列矯正するメリット
就活前に歯列矯正を終えておきたいと考えている学生は多くいます。
就活前に歯列矯正を行うメリットはどのようなことがあるのかみていきましょう。
就活中に矯正装置をつけなくてよい
歯並びや矯正治療が面接の合否に影響がなくても、やはり矯正装置をつけている本人が気にしてしまう場合があります。
気になってしまうと、笑顔の自信にも影響が出てくる場合もあるのです。
自然に出る笑顔はその人の印象を良くする効果があり、面接官にも良い印象を与えられます。
そして矯正が終わっていると、矯正装置をつけなくてよくなります。矯正装置がないことで、自然な笑顔へと繋がる可能性が高くなるのです。
良い歯並びで就活に臨める
就活までに矯正を終わらせれば、綺麗な歯並びで面接に挑めます。
歯並びが気になっていると、上手に笑えない可能性もあるかもしれません。しかし矯正を終えると歯を見せるのに抵抗がなくなります。
自信を持って歯を見せられることは、自信に満ちた笑顔を作れるということです。
素敵な笑顔は相手にも好印象を与え、自分自身も清清しく面接に臨めます。
時間に余裕がある
学生は比較的、時間に余裕がある場合が多いです。
就職してから矯正治療を始める場合、社会人だとなかなか歯科医院に通える時間が取れなくなる場合があります。
そうすると歯並びを治す時間がなくなってしまうのです。学生のうちに治療しておくことで、余裕をもって矯正に時間をかけれます。
歯列矯正を始める前に知っておきたい治療期間
歯列矯正には、大きく分けて部分矯正と全体矯正の2つがあります。
それぞれどのくらいの治療期間が必要なのかみていきましょう。
部分矯正
部分矯正は、気になる部分だけを矯正していく治療のことを指します。
部分矯正に必要な期間は、6~10ヶ月をみておくと良いです。面接の解禁に合わせるのならば、大学3年生の9~12月に矯正を始めましょう。
全体矯正
全体矯正は、歯列を全体的に矯正していく治療のことを指します。部分矯正と比べると治療期間が長いことが特徴になります。
全体矯正にかかる期間は、1年半~2年ほどをみておくと良いです。面接に間に合わせたいのなら、大学1~2年生の内に治療を始めておくべきです。
歯列矯正のタイミングで迷ったら歯科医に相談
矯正治療は歯の移動距離と現在の歯の状態により期間が異なります。
部分矯正か全体矯正か、行う内容によってご紹介したように治療期間が変わります。
また矯正内容だけでなく、歯の現在の状態によっても大きく左右されるのです。
例えば虫歯や歯周病が進行していたりすると、まずはその治療から入ることが多いです。
軽度の虫歯や歯周病であれば、同時に矯正を進めることも可能ですが、歯の状態によっては想像の何倍も時間がかかる場合があります。
矯正前の治療期間も考慮して歯科医院に通わなければいけません。
就活のために矯正を考えている場合は、余裕をもって歯科医院に通い先生と相談したうえで治療を開始しましょう。
まとめ
歯列矯正や歯並びは、就職の面接に直接は関係ありません。しかし職業や職種によっては、イメージがダウンしてしまう可能性もあります。
また人と会ったときの印象に口元は、大きな影響を与えます。特に歯並びが綺麗になることで好印象へと繋がる可能性が高くなるのです。
就活の面接に自信をもって臨むためにも歯列矯正を終えておくことが好ましいです。
歯並びのコンプレックスをなくして、就活にベストを尽くすためにもぜひこの機会に歯列矯正を検討してみてください。
満面の笑みでむかえられるようになるためにも、歯並びで悩んでいる場合は歯科医院に行き相談しましょう。