埋伏歯

埋伏歯とは、歯が歯茎や骨に埋まっている状態を指します。完全埋伏歯は骨に全て埋まっているため治療が必要ですが、不完全埋伏歯は一部だけが埋まっています。顎が小さい、過剰歯、歯胚の位置異常が原因で埋伏歯が発生します。特に犬歯と親知らずは埋伏の可能性が高く、矯正治療が有効です。専門医での診察が重要です。

埋伏歯開窓術は、歯茎を切開して埋伏歯を露出させ、正しい位置まで引き出す外科手術の一種です。治療の流れは検査、開窓術実施、牽引治療、装置の撤去と進みます。主な費用は開窓術で3～5万円、全体の矯正治療で40～80万円ほど。基本的には保険適用外ですが、特定の疾患が原因であれば適用可能です。専門の歯科医に相談することが重要。

埋伏歯の牽引は痛みを伴いますが、矯正治療で歯を正しい位置に戻すために必要です。放置すると歯肉の炎症や隣接歯の虫歯リスクが高まるため、痛みがある場合でも適切な治療が重要。痛みは数日でおさまり、痛み止めや冷却で対処可能。検査・レントゲン、開窓手術、矯正装置の設置・撤去を経て治療が進行し、信頼ある歯科医へ相談しましょう。