治療法

下唇が出ている原因には、遺伝的に顎が小さいことや顎の発達不足、口呼吸などがあります。下唇が出ていると食べづらさや歯並びの悪化などの困り事が生じます。治療法としては、目立たないインビザライン矯正が効果的です。さらにリップトレーニングで口輪筋を鍛えることも重要です。下顎の突出が原因の場合は外科手術が必要なこともあります。

上下顎前突は上顎と下顎の歯が前に出ている状態で、さまざまな原因や治療法があります。子供は成長期を利用した矯正が有効で、費用は20～50万円程度です。大人はワイヤー・ブラケットやマウスピースで治療し、場合によっては外科手術も必要で費用は60～100万円ほどです。上下顎前突は健康リスクがあり、早期治療が推奨されます。

叢生（デコボコの歯並び）は日本人の不正咬合で最も多く、虫歯や歯周病のリスクを高め、口臭や咀嚼効率の低下、見た目の悪化を引き起こします。原因には先天的要因、歯の生え変わり期の問題、生活習慣が考えられます。治療方法には部分矯正、全体矯正（非抜歯・抜歯）があり、費用は20～140万円程度、治療期間は数か月～3年です。

歯列矯正で歯が動きやすい人の特徴は、若年層、新陳代謝が活発、歯並びや噛み合わせの問題が軽度な人です。大人の矯正では、技術力のある矯正歯科医にかかり、医師の指示を守ることで治療期間を短縮できます。矯正期間は部分矯正で半年～1年、マウスピース矯正で1～3年が一般的です。治療期間を短くするには早期治療が重要です。