矯正器具

矯正器具は食べかすや着色汚れが付着しやすく、清潔に保つためには毎日のセルフケアが重要です。汚れを放置すると口臭や歯周病の原因となるため、丁寧な歯磨きや専用洗浄剤の使用が推奨されます。特にマウスピースはぬるま湯で洗い、歯磨き粉は使わないようにしましょう。歯科医の指示に従い、定期的にクリーニングを行うことも大切です。

矯正治療中に使う矯正器具には自分で外せるものと外せないものがあります。自分で外せる器具にはマウスピース、床矯正装置、顎間ゴム、顎外固定装置、リテーナーがあり、いずれも歯科医の指示を守って使用します。器具を外すと治療中の歯が元の位置に戻ろうとするため、自己管理が重要です。担当医の指示を守りましょう。

矯正装置が外れる原因は、強く噛んだり、接着面が少なかったり、歯の状態が悪いことが挙げられます。装置が外れた場合は、無理に自己修正せず、ワックスを使用して応急処置を行い、早めに歯科医に相談しましょう。外れやすい人の特徴は、歯を食いしばることが多い、歯磨きが不十分、固い食べ物が好きなどです。

歯列矯正にはメタルブラケット、プラスチックブラケット、セラミックブラケット、マウスピースなどの器具があり、各特徴を理解して選ぶことが重要です。大人の矯正はいつでも始められ、通常1～3年かかります。見た目を気にする場合、目立たないブラケットや取り外し可能なマウスピースを検討しましょう。部分矯正も選択肢としてあります。